通関士の合格率をはじめ、参考書利用の独学と勉強法や、lecやユーキャンの通信講座と問題集や過去問の利用のススメと求人の募集や就職・転職先、年収や給料の良さと独立、仕事内容などの情報をまとめてみました。
通関士の合格率
通関士の合格率を調べてみると、だいたい20%前後になることが多いようです。合格率だけからみると難易度は決して易しいものとは言えないでしょう。しかし、他の国家試験の合格率や難易度に比べると比較的受かりやすい試験と言えるかもしれません。
参考までに平成19年度の合格率は7.7%まで落ち込み、かなり厳しい結果になっています。通常試験を受ける際は過去問題を参考にして勉強するのですが、それらの問題集や参考書は過去の問題をベースにして作られているため、2006年度の内容改革には対応できなかったというのが原因として考えられるようです。
通関士試験は、毎年10月に行われ、年に1度だけの国家試験です。試験に必要な準備期間は6ヶ月から1年と言われています。通関士試験の範囲はとても広く、受験の準備として覚えなければならないことも非常に多いので、効率的に計画を立てて学習をスタートさせることをおすすめします。
通関士の講座
取得に向けての勉強法には、通学講座や通信講座、専門学校などがあります。その中でも通うのは難しいという人達には通信講座が人気のようです。lecやユーキャンが有名ですし、評判もよいですよ。また、独学で勉強して資格と取りたいという場合も通信講座を取り入れ、独学と併用することでわからないことを消していく勉強法がおすすめ。
各勉強法それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分のライフスタイルやペースを考え、自分にあった通関士資格取得までの勉強法を選ぶ事をおすすめします。又、通関士の資格取得までの道のりをブログにしている方も多いので、そういったブログを参考にするのもよいでしょう。
通関士の求人・就職・転職
通関士の求人募集などを含めた採用状況は良いとは言えません。通関士の仕事は需要も決して多くはなく、簡単に就職先を見つけるのは難しいようです。ということは、転職しようというのも難しいのです。
しかし、インターネットの普及や個人輸出入の増加などから、通関士の資格の活用の幅自体は広がっています。通関士の資格を持ってば就職に有利!と考えずに、独立などの明確な目的を持って取得すれば有意義な資格となります。通関士の仕事内容は主に国際物流を行い、且つ、税関関連の通関業務を行います。
ですので、企業に就職するのならば、就職先は物流企業などで就職するのが一般的。通関士の求人や就職先を調べるには、ハローワークのインターネットや派遣会社を利用すると便利です。
通関士の試験の難易度
通関士の受験資格には制限がないこともあって、学生や会社員男女など受験者の幅も広く、平成に入ってからは業界外からの受験者も増加している傾向があります。合格率は低く、難易度は高いと言えるでしょう。
試験に向けては資格取得のためのスクールに通学する人が多いようですが、独学で合格する人も多いようです。しかし難易度は決して低くはないので、通学講座や通信講座を利用するのも良いかと思います。
一度資格を取り、無事通関士として働くことができればお給料や年収も比較的よいですし、独立も夢ではないので難易度は高いですがチャレンジしてみましょう。